1みつを ★2020/01/13(月) 04:54:17.81ID:9O7d26OX9 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/106963

「身も心も限界」23歳男性が過労自殺 新国立競技場の急ピッチ建設で「残業190時間」
2020年1月9日 11:20

 神宮の杜(もり)に巨大な施設が浮かび上がった昨年12月21日夜。まばゆい照明が降り注ぐ真新しい陸上トラックで、男子100メートル世界記録保持者のウサイン・ボルト(33)や障害のあるランナーらがバトンをつないだ。人気アイドルグループは歌を披露。コンサートでも使えることを周知した国立競技場は、6万人の熱狂に包まれた。「またここに戻ってきて走りたい」。陸上短距離で東京五輪出場を狙う桐生祥秀(24)=滋賀県彦根市出身=は、リレー後の会見で決意を語った。

■着工遅れ急ピッチ

 総工費の膨張で旧計画が白紙撤回されるなど混乱の末、産声を上げた東京五輪・パラリンピックの主会場。予定より約1年2カ月遅れの着工だったが、急ピッチの36カ月で工事が完了した。設置本部長を務めた日本スポーツ振興センター(JSC)の今泉柔剛理事は、約束した工期を守れたとアピールし「人と社会、地球に優しいスタジアムとなった」と胸を張る。
 ただ、完成に至るまでに大きな代償を払ったことを忘れてはならない。
 工事開始から約3カ月後の2017年3月。「身も心も限界な私はこのような結果しか思い浮かびませんでした」。当時23歳の男性が、小さなメモに直筆でこう書き残し、姿を消した。過労自殺。後に、長時間労働で精神障害を発症したとして労災認定され、競技場建設工事の過酷な労働状況が明らかになった。
 男性は大手ゼネコンの下請けに入った建設会社の新入社員だった。研修を経て16年12月、地盤改良作業を管理する立場で競技場の工事現場に配属された。17年1月31日から失踪前日の3月1日まで、30日間の時間外労働は190時間18分。過労死ラインとされる月80時間の2倍超。元日から1月30日も160時間を超えていた。
 作業着のまま倒れ込むように自宅で眠る日々。「4時15分に起きます」。仕事帰りだろうか。午前1時過ぎに家族へ送った起床時間を伝えるメールは、追い詰められた状況を物語る。

■複数社で違法労働
(リンク先に続きあり)

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