“物価の優等生”と言われるたまごが1月31日に東京で過去最高値を更新しました。供給が不足する中、大手コンビニはサラダやサンドイッチに使うたまごの量を減らすなど、対応を迫られています。
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新宿八百屋 廣田廣史さん
「今の価格が(1パック)税抜き221円。税抜き218円が1月24日の段階ですね」
31日、都内のスーパーを訪ねると、先週の値段からたまごを3円値上げしていました。
新宿八百屋 廣田廣史さん
「年明けからずーっと値段が上がってますね」
たまごの価格高騰について、街の人に尋ねると…
Q.たまご値段、高くても買う?
街の人
「買います。何かを我慢しても絶対買うので」
街の人
「幼稚園のお弁当とかにも使うので、値上がりが家計のダメージになっている。どうにかならないかと思っています」
31日に発表された東京のたまごMサイズ・1キログラムの卸売価格は305円で、過去最高値になりました。2022年1月の平均卸売価格と比べるとおよそ2倍になっています。
要因は、えさ代の高騰に加え、感染が拡大する鳥インフルエンザです。殺処分が増え、市場に出回るたまごが減り、価格が上がり続けています。
「鳥インフルエンザの影響で卵の入荷が品薄となっております」と書かれた張り紙が置かれた店もありました。
影響は大手コンビニにも及んでいます。
記者
「こちらのサンドイッチ、今日から卵の量が減って、ハムの量が増えたということです」
セブンイレブンでは、サラダやサンドイッチなど10種類の商品で、たまごの使用量を減らすなどの対策を始めました。ゆで卵を2分の1個から4分の1個に減らしたサラダは値段を変えず、代わりにツナを増量。「半熟煮たまご」など、15種類の商品は当面、販売休止にするということです。
ローソンやファミリーマートも、たまごを使った商品の内容変更を検討しています。
他にも「白い恋人」でおなじみの石屋製菓では、現在、「白い恋人」の生産を、1箱18枚入りに絞って製造。生産量は普段の半分程度まで減る見通しだということです。
たまご業界関係者は「一時的に枯渇しそうな状況」とした上で、鳥インフルエンザの収束を期待しています。
(2023年1月31日放送「news every. 」より)
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