現在“G.O.A.T(GreatestOfAllTime)”の最有力なのはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)だが、その座にレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が近づきつつあるのは間違いない

1鉄チーズ烏 ★2020/06/29(月) 20:50:56.98ID:IcDY3z5M9 2020.06.29
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 “NBA史上最高の選手は誰か?”。これは選手やリーグ関係者、さらにはファンの間で永遠に議論され続けるテーマだ。現在“G.O.A.T(Greatest Of All Time)”の最有力なのはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)だが、その座にレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が近づきつつあるのは間違いない。

 かつてボストン・セルティックスなどで活躍したアントワン・ウォーカーも、そう考える人物の1人だ。6月26日(日本時間27日、日付は以下同)、FOX Sportsの『First Things First』に出演したウォーカーは、「今季のNBAタイトルが、レブロンのレガシーにどう影響するか」という問いに対し、次のように見解を述べた。

「もし彼がレイカーズで優勝し、異なる3つのチームでチャンピオンリングを獲得したとなれば、マイケルと同じ“G.O.A.T”のカテゴリーに括られ、再び議論が始まると思う。ウエスタン・カンファレンスはとてもタフだから、勝ち抜くのはなかなか厳しいだろう。ファイナルに辿り着くにはクリッパーズを倒す必要があるからね」

 ジョーダンとレブロンを比べた場合、個人成績に関しては甲乙がつけ難い。しかし優勝回数はジョーダンの6回に対し、レブロンは3回。この部分がジョーダンを優勢とする大きな要素で、現在35歳のレブロンが追いつくのはやや厳しいかもしれない。

 ただ、もしレブロンが今季レイカーズでリーグ制覇を果たした場合、マイアミ・ヒート時代の2012、13年、クリーブランド・キャバリアーズ時代の2016年とあわせ、3球団で頂点に立ったことになる。これはNBAの歴史を見ても、ジョン・サリー(1989、90年/デトロイト・ピストンズ、1996年/ブルズ、2000年/レイカーズ)とロバート・オリー(1994、95年/ヒューストン・ロケッツ、2000〜02年/レイカーズ、2005、07年/サンアントニオ・スパーズ)と過去2人しか成し遂げていない大記録だ。

 しかも彼らとは異なり、レブロンは全球団でエースとしてのチャンピオンリング獲得となる。さらに3チームでファイナルMVPとなれば、史上初の快挙達成のおまけつきだ。

 その一方で、もしファイナルで負けた場合、ジェリー・ウエスト(元レイカーズ)の9回、エルジン・ベイラー(元レイカーズ)の8回に次ぐ7度目の敗退となってしまう。ファイナルにすら辿り着けず引退したスター選手も多くいるなかで、これまで9度もその大舞台に立っていること自体が名誉ではあるが、戦績が3勝6敗と振るわないのも“G.O.A.T”論争におけるレブロンの“弱み”だ。

 はたして今季終了後、議論は再び過熱するのか。レブロンとレイカーズの行く末に注目したい。

構成●ダンクシュート編集部

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