1樽悶 ★2020/05/25(月) 04:06:20.18ID:ZRx/DWMd9 今、ムスリムは世界に19億人もいると言われている。とはいえ、日本に暮らす僕たちは、まだまだ彼らのライフスタイルを具体的には分かっていない。
そこで、ムスリムとの距離感を縮めるために、東京生まれ東京育ちのクリエイター、ラハマリア・アウファ・ヤジッドさんにお話を聞くことに。もちろん、彼女もイスラム教を信仰するひとりだ。
すでにラマダンの意義について教えてもらったのだが、その説明を聞くなかで常に天国や地獄を意識していることに興味を覚えた。なんで、そこまで徹底できているのだろう?
ということで、第8回目は死について話を聞いてみた。
「天国に行きたいから、何事にも全力で取り組む」
なんだか重いテーマに感じますが、これはとっても大切なことなのでお話をしますね。
「死」というのは誰もが通る道であり、定めです。無視することができず、無視するべきではないのが「死」なのです。
イスラムの教えでは、死後、誰しもが神様に審判されます。これは、いつか世界の終わりがやってきて、全人類で最後の審判という一大イベントを迎えるイメージです。
その審判で、現世での善行と悪行のすべてが天秤にかけられ、美しくて喜びに溢れる天国へ行くのか、苦しみに満ちた地獄へ行くのかが決まり、そのどちらかで永遠に暮らします。
ムスリムにとって、死後こそが本当の世界であり、現世は死後の世界の行き先を決めるための試験の場です。つまり、私たちはインターンシップをしているようなもので、いい会社に就職するために仕事や勉強に励んで、最大限のパフォーマンスを発揮できるように頑張っているところ。
死んだ後に天国に行きたいから、試用期間である現世では悪いことを避けて、たくさんの善いことをするわけです。
そして、死は、いつやってくるのかが分かりません。人生100年計画なんて言ったりもしますが、100歳まで生きられる保証はどこにもありませんよね? 人は年老いてから死ぬのではなく、神様が決めた定めがくれば……定命がくれば、どこにいても何をしていても死ぬ。それがクルアーンの教えです。
旅行や仕事、明日の予定、私たちが計画しているどんな予定よりも、一番近くて遠くにあるのが「死」ということ。
これから仕事をする予定で会社に向かって電車に揺られているけど、到着する前に死ぬかもしれない。他の行為も同じです。
ムスリムは、予定しているすべての物事よりも前に「死」があることを常に心に留めながら生きています。
「どうせ死ぬから、何もやらない」ではなく「いつ死ぬか分からないから、今の自分にできることを最大限やる」という感覚で。
天国に行きたいからこそ、私は何事に対しても全力で本気ですよ!
TABI LABO 2020/05/23
https://tabi-labo.com/295413/aufa008
https://image.tabi-labo.com/medium/jp/214962/6008959672516608.jpg
★1:2020/05/24(日) 19:32:01.94
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1590316321/
powered by Auto Youtube Summarize