1ばーど ★2020/01/08(水) 00:00:51.04ID:/+jPKASb9 トヨタ自動車は二〇二〇年代前半に、同社で初めて販売価格が一億円を超す「GRスーパースポーツ」など、運転の楽しさと技術力を追求した超高級スポーツカーを相次いで発売する。業界では特定の車の所有にこだわらないシェアリングの流れが進むが、運転者が一体感を味わえる「愛車」の開発も重視し、次世代車への応用にもつなげる。

GRスーパースポーツは、トヨタが世界三大レースの「ルマン二十四時間」などの世界耐久選手権(WEC)で使用するレース用ハイブリッド車(HV)がベースとなる。一八年に試作車が公開されたが、市販化の時期や価格は公表されていなかった。

関係者によると、二二年後半をめどに数百台限定で発売され、価格は一億円を超えるという。これまで、トヨタ市販車の最高価格は一〇年に発売した高級車ブランド「レクサス」の限定生産スポーツカー「LFA」の三千七百五十万円(税込み)だった。国内の乗用車メーカーが一億円を超える市販車を出すのは極めて珍しい。

同社はGRスーパースポーツの試作車発表時に「究極のパワーと環境性能を両立した次世代のスーパースポーツカーを目指す」と強調しており、価格面でも従来の車をはるかに上回る水準となる。強力なHVシステムと量産されていない最高水準の部品を使用し、時速三百キロ以上で戦うレース車レベルの仕上がりを目指す。

また、トヨタはレクサスでも、LFAが一二年に生産終了となった後の最上級スポーツカーとなる「LCF」を二〇年以降に発売する。ベースは旗艦クーペの「LC」で、エンジンの出力を高め、樹脂などの軽量素材を多用して基本から設計を見直す。価格は基本モデルで千三百万円台のLCを大きく超え、二千万円以上となる見込みで、欧州勢などの高級スポーツ車にも対抗する。

発売される二車種は、いずれも愛知県内の工場で生産される。

2020年1月7日 朝刊 中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2020010702000057.html
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