1首都圏の虎 ★2020/01/02(木) 12:39:39.05ID:wOPDg8BC9 ◆感性リサーチ代表取締役・黒川 伊保子◆
脳には、同時同質には使えない機能が内在している。例えば、「遠くから飛んでくるものに瞬時に照準を合わせ、それが飛んでくる軌跡を即座に計算できる」ように制御されている脳は、「目の前を綿密に見つめて、針の先ほどの変化も見逃さない」ことはできない。キャッチボールをしている脳には、冷蔵庫の中のからしのチューブが探せない。
同時同質に使えない以上、脳は、とっさにどちらを使うか(無意識の際にどちらを優先しておくか)を決めておかないと、危ないのである。
利き手があるのも、同じ理由だ。もしも、脳が右半身と左半身をイーブンに感覚認知していたら、身体の真ん中に飛んでくる石を避け損ねてしまう。神経系においては、「同じ価値の相反する事象」の選択が、何より時間がかかるからだ。
◇戦略が全く違う
人類の男女は、哺乳類のオスとメスで、生存と生殖の戦略が全く違う。
人類の女性たちには、3年にも及ぶ授乳期間があり、荒野で単独で子育てをするにはリスクが高すぎる。女同士の密なコミュニケーションの中で、おっぱいを融通し合い、子育ての知恵を持ち寄って子どもたちの生存可能性を上げていくのが、最も有利な生存戦略なのである。
このため、女性たちはプロセスを解析して、危機回避能力を上げ、共感し合うように脳をチューニングしてきた。
哺乳類のオスは、狩りをして、縄張り争いをする。心を動揺させず、共感をする暇もなく、とっさに問題解決していかないと、命が危ない。
このため、男性たちはゴールを目指し、問題解決を急ぐように脳をチューニングしてきた。どちらも正しい使い方なのだが、対話は絶望的なまでにすれ違う。
女1「昨日、しゅうとにこんなこと言われてさぁ」
女2「分かる〜。うちなんて、こうなのよ」
女1「うわっ。夫の実家に里帰り、気が重いわね」
女2「ほんとね」
女「昨日、しゅうとにこんなこと言われてさぁ」
男「・・・」
女「私の話、聞いてる?」
男「そんなの、テキトーに聞き流しときゃいいんだよ」
女「・・・」
◇生殖期間を過ぎれば
悲しいのは、男は「女が感情的なだけで、自分が正しい」と思い込んでいることだ。女の対話方式だって正しい。共感し合って、ストレスを解消するのが、そもそもの目的なのだから。
人間は、誰もが「自分の感性」に縛られ過ぎて、相手の正しさが見えないのである。なぜなら、生存に寄与する感性にちゅうちょなく従うように、脳はプログラムされているからだ。
そう考えると、生殖期間を過ぎた50代以降は、脳の生殖戦略の縛りが緩くなり、やっと違う感性を受け入れられるようになるのでは?
「男には、50代半ばに、第2のモテ期がある」という説を聞いたことがあるが、さもありなん。成熟脳はまた楽し、である。
(時事通信社「コメントライナー」より)
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/201912/20191225ds85_p.jpg
女性は助け合って子育て。写真は東日本大震災の被災地で誕生した子育てサークル。日にちを決めてスーパーの集会室に親子が集まる(宮城県石巻市、2011年6月10日撮影)
2020年01月01日09時00分 時事通信社
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019122500334&g=soc
★1 2020/01/02(木) 02:58:28.53
前スレ
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577901508/
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