1ニーニーφ ★2020/01/03(金) 10:53:06.00ID:DyVakr629  第96回東京箱根間往復大学駅伝往路(2日、東京・大手町−箱根・芦ノ湖、5区間=107・5キロ)ラスト3キロの上りで東洋大・相沢が勢いづく。
運営管理車から見守った酒井俊幸監督(43)の檄(げき)でスイッチを入れ直した。「モグス超え行けるぞ」。
学生トップランナーはスパートをかけ、精鋭が駆けてきた花の2区の歴史を塗り替えた。

 「沿道で応援していただいて、走れる気しかしなかった。最初から最後まで本当に楽しかった」

 14位でたすきを受け、東京国際大の伊藤達彦(4年)と序盤から並走。
予選会日本勢1位の好敵手と競い合ってハイペースを刻んだ。振り切ったのは20キロすぎ。
口を開けて肩を前後に揺らした伊藤とは対照的に、余裕があった。7人抜き。2009年のモグスを超える歴代最速の1時間5分57秒。
1920年の第1回から100年を迎えた大会で、初の1時間5分台をたたき出した。

 「第2の円谷になれるように」−。日本マラソン界の道を切り開いた円谷幸吉に憧れる。
64年東京五輪の男子マラソン銅メダリストと同じ福島・須賀川市生まれ。
小学生の頃は「須賀川から世界へ」を掲げる「円谷ランナーズ」に所属し、礎を築いた。

 東京五輪イヤーの幕開けを鮮やかに彩った。期待の星は1万メートルで代表入りを目指す。
世界に照準を定めて27分台を目標に掲げ、昨春から自慢のスピードを磨いてきた。
全日本大学駅伝は10人抜きで区間賞。「そんなに練習しなくても走れた自信があった」。
事もなげに口にした姿は頼もしいばかりだ。

 往路3連覇を狙ったチームは11位にとどまったものの、エースとして鉄紺のプライドを誇示した。
今春から名門の旭化成に進む。3月の東京マラソン出場を視野に入れる。
「2区から世界へ羽ばたいている選手が多いので自信になった」。次なる挑戦が、花道から始まった。(鈴木智紘)
https://www.sanspo.com/sports/news/20200103/ath20010305030007-n1.html

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