1:しじみ :2019/12/27(金) 20:48:31.03 ID:+aFKdd789.net
■陣痛や分娩時でも痛みと無縁、素足で火の上を歩ける人たちの遺伝子の謎

英国スコットランドに住んでいる66歳の女性、ジョー・キャメロンは、手の関節炎で手術を受けた後、痛みを抑えるには強い鎮痛剤が必要だと麻酔科医に助言されて、こう言ってのけた。「いくら賭けてもいいけれど、私には鎮痛剤は要りませんよ」

 麻酔科医は経験上、術後の痛みが耐えがたいことを知っていたが、手術を受けたキャメロンの様子を見にきて目を疑った。効き目の穏やかな鎮痛剤を処方しておいたにもかかわらず、それさえも服用していなかったのだ。

 彼女は子どもの頃から気づかないうちに傷を負っていて、びっくりすることがよくあった。大人になって2人の子どもを産んだが、陣痛とも、分娩時の痛みとも無縁だった。彼女は痛みがどういうものか、わからないという。

 キャメロンのように身体的な痛みをまったく感じない無痛症の人はごくまれにいて、研究者たちはこうしたケースを手がかりに、痛みの遺伝的なメカニズムを探ろうとしている。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの遺伝学者、ジェームズ・コックス率いるチームがキャメロンのDNAを調べると、FAAHとFAAH-OUTという隣り合った二つの遺伝子に2カ所の変異が見つかった。遺伝子の変異によって、痛みを抑える神経伝達物質アナンダミドの分解が阻害されていると、コックスらは結論づけた。キャメロンの体内ではアナンダミドが過剰に放出され、痛みを感じなくなっているのだ。

■遺伝子特定で鎮痛剤開発の手がかりに

 コックスは英ケンブリッジ大学の博士研究員だった2000年代半ばから、キャメロンのような事例を調べてきた。赤々と燃える炭の上をはだしで歩いたり、腕に短剣を突き刺したりする路上パフォーマンスで稼いでいたパキスタンの10歳の少年のケースでは、その子と同じ家系の無痛症の子ども6人のDNAサンプルを入手して分析した結果、6人とも痛みの信号伝達に関わるSCN9A遺伝子に変異があった。

※全文はソースで
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/122000748/

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