警視庁組織犯罪対策5課は18日、米国から麻薬の錠剤を輸入したとして、麻薬取締法違反(輸入)容疑で、トヨタ自動車常務役員で米国人女性のジュリー・ハンプ容疑者(55)を逮捕した。同課によると、ハンプ容疑者は「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否認している。
 ハンプ容疑者はトヨタ自動車初の女性役員。米ゼネラル・モーターズ(GM)や大手飲料メーカーペプシコを経て、2012年に北米トヨタ入り。今年4月、日本のトヨタ自動車の常務役員に就任し、渉外・広報担当を務めていた。
 逮捕容疑は今月11日、米国から国際郵便の小包で、「オキシコドン」と呼ばれる麻薬成分を含む錠剤57錠を成田空港に輸入した疑い。
 東京税関が小包を調べた際、袋に入った麻薬を発見。警視庁に通報した。同庁は個人的に使用する目的で輸入したとみて、麻薬の使用の有無についても調べる。
 ハンプ容疑者は18日午前、東京都港区六本木のホテルに滞在していたところを逮捕された。
 警視庁によると、オキシコドンは麻薬に指定されているが、医師の処方箋があれば鎮痛剤として使われる。モルヒネより強い効果があるとされている。
 トヨタ自動車は役員が逮捕されたことについて「お騒がせして誠に申し訳ありません」とした上で、「逮捕については承知しているが、それ以上の事実は把握していない。捜査には全面的に協力する。今後の捜査を通じて、ハンプ氏に法を犯す意図がなかったことが明らかにされると信じている」などとコメントした。

引用:yahooニュース
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6164085

powered by Auto Youtube Summarize

おすすめの記事