1砂漠のマスカレード ★2020/01/08(水) 18:22:49.68ID:GvEodei/9 「財布には100円もなくて、実家に帰る交通費もない。年末に泊まったマックの無料wi-fiで『年末 炊き出し』などと検索して、ここがあるのを知ったんです」

ウェーブのかかったロングヘアがおしゃれな男性(31)は、一見すると都会を歩く今どきの青年で、生活に困っているように見えない。だが、2019年12月31日に続き、1月4日も「年越し大人食堂」を訪れた。

9連休となった年末年始は、仕事が途絶え、住まいもないなど生活が不安定な人にとって、公的な相談窓口も長期間頼れなくなる厳しい時期。

温かい食事と生活・労働相談を支援団体が無償で提供する「年越し大人食堂」には2日間で102人もの人が訪れた。

東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に浮き足立つ2020年の東京。大人食堂が改めてあぶりだした足下の課題は重い。

日払いの約束も破られ、生活が困窮

静岡県の高校を卒業後、医療事務の資格を持っていても正規雇用の就職先はなかった。手取り12万〜13万の非正規の仕事を転々とした。

20代終わりに上京して仕事を探したが、いつまで経っても自立できるほどの収入が得られない。寮が付いているのが魅力で「ウリ専」の仕事に飛び込んだ。1時間の手取り7000円で男性に体を売りながら生活するようになった。

ストレスがたまり、「急性ストレス障害」を発症したのは、昨年春のことだ。感情がコントロールできなくなり、人に暴力をふるって警察沙汰にもなった。

「そのまま2ヶ月入院しました。でも薬を取るか生活を取るかと言われたら、生活を取るしかない。退院してからは、通院もできなくなりました」

昨年11月初め、人間関係がこじれてその仕事も辞め、住むところを失った。

漫画喫茶や24時間営業のファストフードを泊まり歩き、カップラーメンを1日1〜2個食べて空腹を紛らわした。

「日払い、寮付き」という条件で、昨年秋からバーテンとして働き始めた。しかし、ふたを開ければ寮は用意されておらず、日払いの約束がいつの間にか3日に1度になり、今では月1度の支払いになっている。

「前借り」という形で毎日食いつなぎ、毎月25日に出るはずの給与は給料日にほとんど残っていない。働いているバーも年末年始に休みとなり、いよいよ手持ちの現金が尽きて、「大人食堂」にたどり着いた。

「破れた服を繕ってくれた」 妊娠した彼女も住まいなし

昨年12月31日、東京・新宿御苑前で開かれた大人食堂に行くと、炊き込みご飯や野菜たっぷりの温かいスープが出た。誰かが作ってくれた手作りの食事を食べること自体が久しぶりだった。

「新宿中央公園や代々木公園の炊き出しは数が限られていて食べられないこともありますから、美味しいものを腹いっぱい食べられるだけで本当にありがたいと思いました」

もう一つ感激したのは、1着しかない破れたズボンをボランティアスタッフが繕ってくれたことだ。

「『1月4日にもう一度来てくれたら、ふさぐ布も用意してきちんと縫い直しますよ』と言ってくれたんです。新しい服なんて買えないし、こんなことまで他人のことを気にかけてくれる人がいるんだと嬉しかった」

入院した時に知り合った年上の彼女は、薬物依存症の治療を受け、元夫のDVから逃れて婦人保護施設に入居中だ。今、自分の子どもを妊娠している。

二人とも住まいさえなく、生活も精神も不安定だからと中絶を持ちかけたが、どうしても産みたいという彼女の気持ちを尊重した。

今は結婚して、共に育てていくことを願っている。でも、そのために何をどうしたらいいのかもわからなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200105-00010001-bfjc-soci&p=2
1/5(日) 10:57配信

前スレ 2020/01/05(日) 14:51
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