去年、赤穂市の山中で男性の遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われている男2人の論告求刑公判が神戸地裁で開かれ、検察側は2人に対し、それぞれ懲役18年と懲役14年を求刑しました。

殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、いずれも住所不定無職の大上知晃被告(23)と、山崎登夢被告(22)です。

起訴状などによりますと2人は共謀し、去年1月、同じ客引きグループのリーダーだった岸健治さん(当時33)の首を包丁で切りつけるなどして殺害した後、赤穂市の山中に埋めたとされています。

これまでの裁判で大上被告は起訴内容を認め、山崎被告は一部を否認。 山崎被告の殺人への共謀が成立するかどうかなどが争点となっています。

18日の論告求刑公判で検察側は、「山崎被告は殺害計画の全体に関与していた」として、殺人への共謀は成立すると指摘。 「岸さんからの暴力や金銭的な搾取に悩んでいたとはいえ、人命を奪うという最もしてはならない選択を正当化することはできない」などとして、大上被告に懲役18年、山崎被告に懲役14年を求刑しました。

判決は20日言い渡されます。

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